ばくおん!!/来夢先輩の謎に迫る!その素顔と正体は!人間なのか?それとも…?
2016/05/15
ばくおんコラム第2回。前回はツーリングで使われたトランシーバーの話をしましたが、今回はばくおん最大の謎の1つである来夢先輩の正体に迫ってみたいと思います。
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2016/05/15
ばくおんコラム第2回。前回はツーリングで使われたトランシーバーの話をしましたが、今回はばくおん最大の謎の1つである来夢先輩の正体に迫ってみたいと思います。
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来夢先輩は羽音たち新入生組にとってバイク部の仲間であり、ライダーとしてはお手本でもあるとっても頼れる先輩です。
① とてもバイクの運転が上手い。
② とてもバイクに詳しい。
③ バイクのメンテナンス・改造も出来る。
④ とても部員に親切。(部員じゃない凜にもそれなりに気を使ってくれる)
⑤ 女の子同士なので気軽に打ち解け易い。
⑥ バイクレースは百発百中の的中率。
⑦ いざという時にとても頼りになる。
くわえてこの通りナイスバディでお肌もツルツル。
外見的な特徴はご存知の通り白色のフルフェイスヘルメット『SIMPSON SUPERBANDIT 13』に丘乃上女子校の制服。ヘルメットのシールドはミラーコートで素顔は全く見えません。後頭部の赤い大きなリボン、襟元から伸びる2本の黒い三つ編みがお洒落ポイントです。
性格は文字通りバイク部の守護神的存在で精神的支柱。ただし影は薄いです。陰日向にバイク部の面々を守り、様々なアクシデントからバイク部員を救うことも多々あります。
北海道ツーリングではテントや寝袋など大荷物の運搬を一人で引き受け、初心者の羽音恩紗凜の負担を極端に減らしていました。
これらバイク部員を守ることはたづ子校長との約束(バイク部存続のための契約)でもあります。
女子としては工口トークに極端に弱かったり、ピンク色のCB400SF SPEC3(後に羽音が購入)を「きゃわいい」と言ったり。割と純情可憐な部分が見られます。
北海道ツーリング出発の際、フェリー出港時刻の勘違いに気付かなかったりするので、実は意外とうっかり屋さんなところもあります。
また露天温泉に素っ裸で飛び込む羽音に同調して一瞬で脱衣(ルパンダイブ)して入浴するなど、実に思い切りの良いところも。この辺りの決断力の鋭さはバイクテク譲りでしょうか?
顔を隠して体を隠さず(byけっこう仮面)精神へのリスペクト成分があるのかもしれませんが(笑)
ちなみにDVD/Blu-rayの公式CMでは実写版来夢先輩が登場しています。
さてそんな来夢先輩ですが、基本的にその正体は全くの謎に包まれた存在です。
劇中の描写より確定情報を拾っていくと、
① 「来夢」を名乗っている。(だがそれが本名とは限らない)「先輩」は恐らく周囲が何となくそう呼んでいるのが定着したっぽい。(新入生組では羽音が発言)
② 在籍不明だったのが3話ラストでたづ子校長より「川崎来夢」「3-A所属」の生徒証を入手。
③ たづ子校長が丘乃上高校在籍時の20年以上前に「来夢先輩」として存在していた。バイク部で活動、レーサーとして公式試合にも参戦している。
④ 携帯電話を持っている。(旧式のため大型なのか、衛星回線を使ったタイプなのかは不明)
⑤ バイクの目(?)を見ることでレース1着を100%的中させることが出来る。
⑥ ヘルメットにトランシーバーは搭載されておらず筆談で会話する。(OAD版より)
⑦ 文字は達筆で(いわゆるギャル文字ではない)で意外とイラストも得意
バイクに乗る以上免許を所持しているはずですし、バイクにはナンバー登記が必要なのでそれを確認すれば一発で正体が判明……ですがまぁ、それではつまらないので(笑)妄想混じりの考察を幾つか考えてみることにしました。
先輩の正体については大きく分けて2種類の方向性があると考えられます。
● その1 「40歳以上の丘乃上高OG」説
全ての条件を肯定し、かつ普通の人間と見た場合、たづ子(現校長)より1学年上の存在ということになります。
6話感想でたづ子の年齢を推察しましたが、少なくともアラフォーであることが判明しているので来夢先輩の中の人は少なくとも40歳以上の元丘乃上高校のOG、という計算になります。
卒業後も学校に入り浸っているか(近所に住んでいる?)、あるいは学校関係者(私立なので理事?)辺りでしょうか。何らかの事情で休学、あるいは退学したため卒業が出来なかった=永遠の高校生という意味なのかもしれません。
●その2 「実は来夢先輩は複数人いる(A)来夢称号」説
代々運転の長けた女子ライダーが「来夢」を名乗ることを許されるというパターン。なのでたづ子世代の「来夢」と現在の「来夢」は中の人が全く別人というパターンですね。たづ子の勘違いに来夢先輩が話を合わせているという形。たづ子時代来夢と現・来夢でコスチュームやヘルメットが違うのも当然というところでしょう。
●その3 「実は来夢先輩は複数人いる(B)親子」説
その2の発展、親子パターンです。つまりたづ子世代の来夢先輩は現在の来夢先輩の母親であるというパターン。この説のポイントは現・来夢先輩の中の人はリアル女子高生で18歳(大型二輪免許持ち)でいられるという点です(笑)
進めれば普段は仮の姿で学校に通っているため、周囲にバイクに乗っていることをバレないようにする必要があり、「来夢先輩」のコスプレをしている、そんな感じです。アイドル物によくある変装パターンですね。たづ子のことは母から幼少の頃より、よく話を聞かされていたため、性格も含め熟知していると。
●その4 「実は来夢先輩は複数人いる(C)来夢一族」説
その3のさらに発展パターン。例えば姉妹が6人いて、初代から順繰りに「来夢」の名を受け継いでいるとか。
話を広げればカワサキがバイクを作り始めた黎明期から代々「来夢」の銘を受け継ぐ一族がいて、一族の中でも最も優れたライディングテクニックを持った者に「来夢」の称号が与えられるとか(笑)カワサキ一子相伝の技を伝授する一族、みたいな。
●その1 「実はバイクの精?」説
バイク乗り(の一部)にしか見えないバイクの精が具現化し肉体を持った姿というパターン。バイ太が人間化したようなものですね。
ただバイ太が(選ばれた一部の人間)と会話出来るのに、来夢先輩が喋れないというのも不思議な話。ですので人魚姫みたいに人間化の代償として声を失った、というのも考えられますね。
●その2 「実は幽霊?」説
実は遥か昔に死んでいて、バイク部に取り憑いているというパターン。(たづ子世代の時までは生きていて、レース事故で死亡後幽霊化、というパターンもここに含みます)
幽霊というよりは幽霊からの付喪神化→さらに人間化といった妖怪变化に近いかも。なぜなら羽音が彼女の胸を掴むことが出来るからです(笑)少なくとも飲んだり食ったり風呂に入ったりしているので霊体系の幽霊では無いことは明らかです。
●その3 「実はヴァンパイア?」説
20数年前から全く容姿に変化が無い存在。永遠の存在としての「来夢先輩」をフィーチャーした説。当然たづ子もその正体を(現在は)気付いているということになります。
来夢先輩は1985年代と現在で同じ姿の様にも見えますが、25年前は全身の肌がほぼ一切露出しない格好でした。これはズバリ紫外線対策だと思われるのですが、現在ではスキンクリームは高度に発達してほぼ100%のUVカットが可能になりました。ですのでそこまで全身を覆う必要が無くなったと考えられます。
これって日光に弱いヴァンパイア設定に通じるところがあると思いませんか?遮光クリームでデイ・ウォーカー化って現代を生きるヴァンパイアではよくある設定ですし。
1話で閉ざされた部室の暗闇に潜んでいたのも、もしかすると――そう考えれば来夢先輩の超タフネスぶり(夜通し苫小牧から函館までぶっ通しで走った後にさらに富良野まで走っている)というのも納得がいきます。
個人的な主張としてはⅠ-3案の「先代来夢先輩と現来夢先輩は母娘関係」説を推したいです。一切口を聞かないのは知人に身バレをすることを恐れて。(これは先代も同様でしょう)
現丘乃上女子高3年に在籍していてもちろん本物の生徒証も持っている。だけど身バレを防ぐために偽装生徒証をたづ子から貰って活用している。
表向きは体の弱い文学少女風を装っているメガネっ娘。小さい頃から母の手ほどきでバイクの英才教育を受けたことで技術的には先代来夢より高度なテクニックを持っている――といったところなんですがいかがでしょうか?(笑)
さて今回コラムの最後はメタ的なネタを。実は来夢先輩のキャラ造形にはモチーフとなった人物(キャラ)が存在します。
それはイギリスBBCの人気自動車番組『トップ・ギア』に登場する覆面ドライバー。通称スティグと呼ばれる人物です。
常にシンプソンの白いフルフェイスヘルメットに白いレーシングスーツを着用、高い運転技術で番組を盛り上げる縁の下の力持ち的なキャラクターです。
その正体は一切不明――ということになってますが過去の歴代スティグについては身バレしており初代の黒スティグはF1のテストドライバーも務めたペリー・マッカーシー。力量的にはまさにトップクラスの人材です。
▲ 中国上陸編なのでスティグもかなり興奮して大暴れしています(笑)
ばくおんはご存知の通り免許取り立ての女子高生達が繰り広げる日常バイク青春コメディですので、華麗なバイクテクニックを披露するためのキャラがアクセントとして必要になります。そのために生み出されたキャラが『来夢先輩』な訳ですね。
当然来夢先輩のこのシンプソンの白ヘルメットはスティグに対するオマージュです。劇中常にヘルメットを脱がないのも正体不明なところも。
ちなみにスティグは番組トップギアの『備品』扱いの存在なので、来夢先輩も同様にアニメばくおんの『備品』という扱いの存在としてスタッフに描かれるのでしょう(笑)
今後のストーリー次第では来夢先輩の正体にさらに近付ける情報が出て来るかもしれません。そこに注目しつつ残り後半、番組を追いかけていくというのも楽しみの一つですね。
(ごとうあさゆき)
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ちなみに、文化祭のレースの時に
『王様先輩』=(キング・ケニー)ケニー・ロバーツと
『押し掛け大将』=(ファースト・フレディ)フレディ・スペンサー
の二人が来夢先輩に求婚していた話が原作で描かれていますが
その二人も『来夢先輩』と呼んでいたので
それを考慮に入れるとキング・ケニーは1951年12月31日生まれなので実は70歳以上説も出てくるんですよね~
情報ありがとうございます。
劇中最年長が早川さん、次いでキング・ケニーなので来夢先輩を生身の人間として考えると、早川以下キング・ケニー以上ってところでしょうね。(早川さんの性格的に自分より年上の人に対してはそれ相応の応対をするでしょうし)
まぁ物理的にあのスク水姿は70代には見えないので、中身別人か、人外の存在って可能性が高いと思うんですけどね(笑)
来夢先輩のことが好きだった往年の名レーサー2人組ですが、現在来夢先輩が名乗っている「川崎来夢」はたづ子から貰った名前ですし、もしかすると2人と戦っていた当時は「ライム・センパイ」という名前を使っていた可能性もありますね(笑)
もし中の人が現在の来夢先輩と同一人物だったとしても、自分より年下の自分を負かした天才女性ライダーに恋焦がれた可能性も考えられます。
って、一番不思議なのは歴史に残る名ライダー2人がどこで来夢先輩と戦ったのかって点なんですよね。
やはり非公式レースなのでしょうか?
まさかライム・センパイがGPレースに参戦したとはとても思えないですし……
それより後年と思われるチーム・バージンの公式戦ではそこまで来夢先輩が激強!?って感じでは無かったですし。
考えれば考えるほど気になる人、面白いキャラクターではありますね。妄想が捗ります(笑)
今回は本当にありがとうございました。またのコメントをお待ちしております。
(ごとうあさゆき)